こんにちは、ななみです。
皆さん、アメリカの永住権である「グリーンカード」ってご存知ですか?
アメリカのグリーンカードは抽選プログラムがあり、年1回当選する可能性があります(宝くじみたいな感じですね!)。
実はこの抽選プログラムに応募して、なんと当選しました!!
ものすごく貴重なチャンスなのですが、このたび泣く泣く申請を断念することになりました(泣)
今回はそんなグリーンカードの抽選プログラムに応募し当選するも断念した話を体験談としてご紹介したと思います。
グリーンカードとは?
そもそもグリーンカードって何なのか。
簡単に言うと、「グリーンカード」とは、アメリカにおける合法的永住資格(アメリカ永住権)の証明として与えられるものです。
アメリカに制限なく入国・滞在し、就業の制約もほとんどなく自由に働く先を決められることができるアメリカ永住を希望する人にとって最強のビザです。
グリーンカードを手に入れる方法はこちらの3つ。
- 米国籍者と結婚する
- 米国企業にスポンサーになってもらう
- グリーンカード抽選プログラム(DVプログラム)に応募、当選する
①と②はなかなか誰でもというわけにはいきませんが、③は誰でも応募することが可能でチャンスがあります。
宝くじと同じで年1回抽選があり、当選すればビザ申請の権利を得ることができるんです!
もちろん当選したからといって、面接もあるので必ずビザをゲットできるわけではないものの、権利を得ることができるのは大きいです。
ただ、その当選確率は約1%と言われており、10年以上応募を続けても当選しないという人もいるくらい高き壁だったりします。
グリーンカードに応募
2019年11月に応募
そんなグリーンカードですが、存在は知っていたものの、詳しくは知らないし応募したことがありませんでした。
私は2018年末に入籍したのですが、そうすると夫婦で応募できる状態になります。
どちらかが当選すれば、配偶者もビザ取得ができる、つまり当選の可能性が2倍に!
とはいえ、もちろん当選確率は低く、奇跡に近いことは知っていましたが、この入籍をきっかけに、ダメ元で応募だけしてみようかということに。
そこで、代行会社(グリーンカードジェーピー)で手続きを依頼し、必要書類を準備して応募しました。
応募時に必要だったもの
- 個人情報(名前、生年月日、出生地、学歴、住所、Eメールアドレス他)
- 応募規定に沿ったデジタル写真
- 有効なパスポート
応募受付期間が10月上旬から約1か月間だったため、11月のギリギリ駆け込みで応募したのを覚えています!
バタバタしたので余裕を持ってがおすすめです。
グリーンカードに当選
そんな「グリーンカード」ですが、なんとラッキーなことに初めて応募した2021年度分に当選したんです!!
ものすごく貴重なチャンスです。
2020年6月:当選連絡あり
グリーンカードに応募したことなんてすっかり忘れた頃、突然代行会社からメールが届きました。
なんと夫婦で申し込んだうち、DV-2021に私が当選!!
めちゃくちゃビックリしました!!
他の人のブログとか読んでいると、10年連続で落選する人もいる中、初めての応募で当選したことに本当に驚きでした。
私は当選したことで、もうビザをゲットした気分でいましたが、実際のところはこんな状態です。
- 当選はただ申請手続きをする権利が得られただけ
- 当選から実際にビザを取得できる人は50%くらいと思っておいた方が良い
- だからまだ周りの人には言わない方が良い
実際、コロナの影響で、アメリカ大使館のビザ発給手続きもストップし、昨年(DV-2020)当選者分も遅延している状況でした。
こんな状況から、確かに当選は出したものの、ビザ発給しませんというアメリカ側の判断はありうるかなと。
また、当選者番号の若い順に面接の権利があるのですが、私たちは後半の方だったため前半で定員に達してしまうという可能性も考えられました。
とりあえず、代行会社から申請手続きに関する情報がきたので、内容だけを確認し、こういう書類が必要になるんだなということだけ把握。
代行会社の申請代行受付が始まるまでは一旦ステイすることにしました。
2020年9月:申請代行申し込み
代行会社から申請代行の受付を開始した旨の連絡が入りました。
申請代行は2人で12万円とのこと。
申請自体は自分でもできるものだし、英語も以前より分かるから、自分たちだけでやろうと思えばできるかもしれないため、申請代行を利用するか少し悩みました。
しかし、不慣れな中もし申請ミスをしてしまったら、せっかくのチャンスを棒に振ることに・・・。
ほぼ人生一度きりのチャンスと言っても過言でないことであるため、一生を左右する手続きだと考えると、12万円は価値のあるお金の使い方だと判断し、最終的には申請代行を依頼することにしました。
申請代行を依頼後、提出すべき必要情報&書類の詳細が届いたため、それをもとに準備を開始することに。
グリーンカードの申請準備
2020年10月:書類の準備
ということで、さっそく必要書類を洗い出し、準備を開始しました。
まずはDS−260申請が必要なのですが、そのための書類集めです。
必要な書類は下記の通りです(※年度によって変わる可能性があるため要確認)。
DS−260申請に必要だったもの
- 卒業証明書(当選者本人のみ)
- 有効なパスポート(本人&配偶者)
- 警察証明書(本人&配偶者)※必要な場合のみ
- 16歳以降に住んだすべての住所情報(当選者&配偶者)
- アメリカ渡航履歴すべて(当選者&配偶者)
- 現在の職業と過去10年の職歴すべて(当選者&配偶者)
- 学歴すべて(当選者&配偶者)
- 両親の情報(当選者&配偶者)
- 過去5年以内にアメリカ以外で旅行した国や地域(当選者&配偶者)
それぞれの書類を準備し出して、個人的に私が感じたこと、大変だったことはご紹介したいと思います。
高校と大学の両方の卒業証明書を取り寄せるべく手続きしました。
だいたいの学校は、来校か郵送のみの対応のようです。
私は卒業校から遠隔地に住んでいたので、めんどくさいことが多く感じました。
各校によって提出書類が違うので、「●●(学校名) 証明書」でググって、学校HPに記載の内容を確認して対応する必要があります。
有効なパスポートというのが、有効期限が3年以上あるものです。
それに該当していれば問題ないのですが、有効期限が少ないと更新対応が必要になります。
私たちの場合、夫は有効期限が足りず、私は旧姓のままだったため、2人ともパスポートの更新が必要となりました・・・。
パスポートの更新は、有効期限の1年前から可能です。
旧姓から新姓への切り替えはいつでも可能。
必要書類を準備の上、各都道府県のパスポートセンターで更新しました。
※私は問題なく更新できたのですが、夫が当時イギリス在住だったため、コロナの影響で一時帰国できず・・。在英日本大使館でも更新はできたようですが、ロックダウンや必要書類集めができず断念する要因の一つとなりました。
アメリカ以外の国に半年以上滞在経験がある場合、その国の警察証明書を取り寄せる必要があります。
私たちの場合は、私も夫もワーホリでカナダに1年以上滞在したので、カナダの警察証明書をそれぞれ取り寄せる必要がありました。
さらに、夫はイギリスにも1年以上滞在していたので、イギリスの警察証明書を取り寄せる必要も。
それぞれ国によって取り寄せ方法が違うので、チェックして対応が大変でした。
しかも、有効期限が1年になるので、取り寄せるタイミングも見極める必要があります。
※夫が日本に一時帰国して、日本でワンストップサービスですべてを対応してくれる代行サービスを利用して申請してしまう予定でしたがコロナでできず。イギリスにいながらの取り寄せは、必要書類に色々ハードルがあり断念する要因の一つになりました・・・。
これもとても苦労した部分です。
というのも、私は高校卒業以降、大学で地元を離れ、社会人になってからは転勤だったりで2〜3年おきくらいで転居を繰り返していたので、16歳まで遡ると住所がたくさんありすぎて。
すべてをメモっていなかったので、過去を遡っての情報集めが大変でした。
夫も転居が多い方だったため、同じくメモっておらずで、2人して苦労したところです。
私たちのように転居が多い方は大変なところだと思います。
私は何度もアメリカへ入国した履歴があったので、すべてとなると大変でした。
ただ、パスポートに記録が残っていたいので、パスポートから確認することが可能なのには助かりました。
夫は2度だけだったので割と簡単に思い出せて楽チンだった部分です。
アメリカへの渡航履歴によって大変か楽か分かれるところかと思います。
これは転職活動の時に、職務経歴書でまとめていたので簡単でした。
ただ、カナダワーホリ中のインターンシップやバイトまで入れるのかが悩みポイントでした。
これも転職活動の際に履歴書でまとめていたので楽な部分でした。
これは自分では分からないところもあったのですが、聞いてしまえば良いので比較的楽な部分でした。
海外旅行好きで、結構いろんな国に行っていたので過去5年すべてとなると結構大変でした。
ただ、アメリカ渡航履歴と同じく、パスポートを見ながら洗い出せば良いので助かりました。
過去のパスポートも記録用として残しておく方が良いな〜と感じたところです。
グリーンカード申請を断念
当初は、面接が予想される3か月前である1〜2月頃に代行会社へDS−260申請用の前述の必要書類を送付予定でした。
そして、5〜9月頃のどこかで面接を受けるために、面接日程が決定次第、健康診断を受けて面接に挑むという段取りです。
日本にいた私はだいたいの書類は準備できていたのですが、イギリス在住だった夫が一時帰国できないことから書類集めに困難を極め・・・。
1〜2月頃の時点で書類提出が無理だったため、代行会社へ連絡。
コロナの影響でアメリカ大使館側の手続き処理もストップしているので、もう少し後ろ倒し大丈夫そうとのことで、4〜5月頃まで粘りましたが、やはり書類手続きが厳しく。
私だけ手続き申請して、あとから配偶者分を申請とかもできないか確認したのですが、それは無理らしく、結局断念せざるを得なくなりました(泣)
もし日本に一時帰国できる状況下だったら・・・と思うと悔しくてなりません。
まとめ
ということで、私たちはせっかくのチャンスでしたが申請を断念するに至りました。
それはそれは悔しくて、なんとかならないかと足掻いたのですが、どうにもできず。
断念すると決めた時は喪失感でいっぱいでしたが、今回の経験を通して学びや気づきもありました。
それがこちらです。
- 普段から自分に関する記録は残しておくべし
- 海外在住経験がある場合、提出書類が多くて大変である
- 海外在住中に申請書類を集めるのは大変である
泣く泣く断念ではありましたが、どんな書類が必要なのか等、とても勉強にもなったと感じています。
こういったビザ申請に必要な書類は、アメリカだけに限らず、どこの国の場合も似ていると思います。
個人的に、将来は海外に住みたいという想いがあるので、この学びは次に活かしたいと思います。
また、今年も応募して引き続きチャレンジしようと思います!!
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