こんにちは、ななみです!
ワーキングホリデー(以下、ワーホリ)に興味はあるけど、1年日本を離れることに不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
- 仕事を辞めてまで行く価値があるだろうか?
- 帰国後の仕事は見つかるだろうか?
- ワーホリに行くことによるデメリットはないだろうか?
などなど、疑問はいっぱいですよね。
実際にワーホリを経験した人はどうだったのか。
そこで今回は、経験者の私が「ワーホリに行くメリットとデメリット」についての体験談をご紹介したいと思います!
【メリット・デメリットの前に】私のワーホリはこうだった
本題の「ワーホリに行くメリットとデメリット」に入る前に、私が経験したワーホリがどんなものだったのか概要をご紹介します。
私がワーホリに行ったのは、27歳(28歳になる年)でした。
行き先はカナダのトロントです。
英語の実力はというと、TOEIC300点台でほぼ英語力ゼロ。
新卒で入社した会社で丸5年勤務し、一大決心して会社を退職しワーホリに挑戦しました。
なぜワーホリに行こうと思ったのかは、
ここでも書いた通り、長期海外滞在が長年の夢だったからです!
カナダのワーホリビザは1年ですが、私の場合は観光ビザで入国し、途中でワーホリビザに切り替えたので合計1年半カナダに滞在しました。
ちなみに、何か専門職だったわけではなく、何の資格もないただのOLだったので、帰国後については不安だらけ・・・。
しかし、帰国後は転職に成功し、年収もアップ!
渡航時は不安でいっぱいでしたが、私にとってカナダでの1年半の生活はかけがえのない経験となりました。
【メリット】ワーホリで得たもの
そんな私が「ワーホリを通して得た」と感じているもの。
たくさんありますが、なかでも大きかったと感じているのは次の5点です!
ワーホリに行くメリット1. 英語力
前述の通り、ワーホリ前の私の英語力はほぼゼロ。
しかし帰国時には、TOEIC800点を獲得!
ワーホリに行っていなかったら今も私は英語ができない人だったと思うので、ワーホリを通して英語力を得れたと思っています。
とは言え、海外に行ったからと言って勝手に英語が話せるようになるわけではありませんでした。
ワーホリに行く時は、「行けばなんとかなるだろう」と内心思ってましたが(苦笑)
- カナダの人に自分の英語が通じなくて悔しい。
- 自分の言いたいことが全然話せなくて悔しい。
- 自分より年下の日本人の子達より英語ができなくて悔しい。
などなど、たくさんの「悔しい」経験をひとつ一つ乗り越えて、努力したからこそ英語力を得れたと感じています。
英語力を得れたことで、日本人だけでなく、様々な価値観を持つ人々と話すことができるようになり、交友関係の幅が広がりました。
ワーホリに行くメリット2. 外国人の友人や恩師
ワーホリでは、たくさんの出会いがありました。
- 語学学校で知り合った他国の留学生
- 語学学校の先生
- ホストファミリー
- インターンシップやバイト先の同僚
- 日本語を勉強するカナダ人
などなど、日本にいては会えない人々との出会いばかり。
そもそも日本にいた頃に外国の方と接点がほぼなかった私は、外国の方々に接し慣れていませんでした。
最初の頃は、どう接して良いか分からず挙動不審ぎみの私。
でも、次第に外国の方と接するということにも慣れ、尊敬する先生やなんでも話せる友人もできました。
ワーホリに行くメリット3. 多様な価値観
海外で暮らしてみると、国によってこんなに人々の価値観・常識って違うんだといことを肌で感じることができます。
例えば、日本では1社に長く勤めるのが良しとされている風土がありますが、カナダでは転職する人が多く驚きました。
本当に身軽で、自分の人生を主軸に、ライフスタイルによって転職したり、キャリアアップのために転職したり。
自分の人生を大切にしているので、「社畜」という言葉なんて存在しないようでした。
そういう価値観・常識があるということは、海外ニュースを読んだり聞いたりしてなんとなく知っている知識でしたが、
もともとあった知識について、実際に見たり聞いたりすることで、本当の意味で理解することができました。
これはワーホリに行ったからこそ得れたことだと思います。
ワーホリに行くメリット4. 英語を使う仕事
常識や価値観の幅も広がりましたが、仕事の幅も広げることができました。
というのも、ワーホリ後は「英語力と海外経験」がプラスされたからです。
ワーホリ前は、英語を使う仕事なんて絶対に不可能でした。
でも帰国後は英語を使う仕事も視野に就職活動が可能に。
実際、帰国後に転職した仕事は、海外に子会社をたくさんもっている会社の海外人事という職種です。
海外子会社へ駐在に行く社員のサポート、海外子会社との調整、グローバル研修の企画運営などに携わることができました。
ワーホリに行くメリット5. 人との出会い
メリット2ともかぶる部分がありますが、やはり人との出会いは大きなメリット!
外国人との出会いだけでなく、海外好きという同じ価値観を持った日本人とも出会います。
ちなみに私は、ワーホリ中に生涯の伴侶と出会いました。
しかもその夫のまちやんと今こうしてブログを一緒に運営しています(笑)
【デメリット…?】ワーホリで失ったもの
ここまで得たものをご紹介してきましたが、じゃあ失ったものはなかったのか?
正直に言うと、ワーホリで失ったものはないと感じています。
ただ、強いて言えば・・・と考えると次の2点かなと思います。
ワーホリのデメリット1. 凝り固まった価値観
良くも悪くも、ワーホリ前までにもっていた「◯◯すべき」というような凝り固まった価値観を失いました。
世界は広くて、多種多様な人種がいて、異なる価値観をもっていて。
私が生きてきた20数年の中で得た価値観なんて、ちっぽけだったんだと思い知ったんです。
それまでもっていた価値観も正しいとは限らないと感じるようになりました。
そういう意味で、これまでもっていた価値観を失ったと思います。
それによって、日本社会に違和感を感じることが多くなり、フラストレーションを感じることも。
例えば、日本企業でありがちな「形だけの会議」。
会議の場では思っていることがあっても発言せず、あとで色んな意見が出てくることで再調整が必要なことって多くありませんか?
海外では「自分の意見を言う」ということがすごく大切で、かつ裏で言うのではなくその場での発言が基本でした。
他にも、「1社で長く働くべき」「女性は家事をしっかりすべき」などなど。
日本では当たり前の「〜すべき」に違和感を感じる一方、日本で生きる上ではそれを脱すると少数派になるので生きづらさを感じるようになりました。
ワーホリのデメリット2. 渡航中の日本の変化
カナダにいた1年半の間、できるだけ日本語に触れないように意識していました。
そのせいもあるのですが、カナダにいる1年半の間の日本の出来事が、すっぽり抜け落ちています。
例えば、その間に日本で流行したもの、話題になったこと等が分からないんです。
私がカナダにいる間に、某アニメが大ヒットしたそうです。
帰国後にテレビや店頭でそのテーマソングやキャラクラーをよく目にしたのですが、「???」な状態(笑)
また、職場でも世間話をしている時に、ちょうど私がカナダにいた時期の話題だとピンとこなくて困ったこともありました。
ワーホリに行くメリット・デメリット まとめ
私の場合は、ワーホリを通して失ったものはほぼなく、得るものの方が大きかったです。
行って良かったなと思っていますし、行かなかったら今の私はありません。
私も行く前は不安だらけでした。
失うことばかりを心配して二の足を踏んでいました。
でも、自分次第で、得るものが大きいワーホリにすることは可能です!
以上、ななみでした!