20代後半で仕事を辞めて、ワーキングホリデー(ワーホリ)に行こうか辞めようか迷う理由の一つ。
それは、帰国後の仕事への不安だったりしませんか?
私は27歳の頃に、新卒で入社した会社を辞めてカナダへワーホリに行ったのですが、その時に悩んだことがまさに帰国後についてでした。
看護師や美容師などのように、特別な資格なんて何もない私。
果たして帰国後に転職できるのか不安で仕方なかったんです・・・。
私と同じように仕事を辞めて海外に行くことを検討している方にとって、ワーホリ経験者の帰国後の生活って気になるところだと思います。
そこで今回は私がワーホリ中に出会った20代半ば〜後半の方々のその後についてご紹介します!
動画バージョンもあります。読むのめんどう!動画の方がいい!という方は、こちらからどうぞ!
【ワーキングホリデーその後1】日本で英語を使う仕事へ転職
ケース①:帰国後はメーカーの人事部で海外人事へ転職
基本情報 | ななみ(渡航時27歳)※当ブログの運営者 |
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渡航前の仕事 | 新卒で入社した会社で部署内人事や施設運営マネージャー(正社員) |
渡航前の英語力 | ほぼゼロ(TOEIC300点台) |
帰国後の仕事 | メーカーの人事部へ転職(正社員) |
帰国後の英語使用 | 海外子会社とのやりとりで毎日英語mail使用 |
「20代後半アラサーの私が会社を辞めてワーホリに挑戦した理由」の記事でも書きましたが、私は新卒で入社した会社に丸5年勤めた後に会社を辞めてカナダへ渡航しました。
帰国後は、1ヶ月位のんびりした後に転職活動を開始。
意外とすんなり進み、本格的に始めて約1か月程度で転職先が決まり、都内にあるメーカーで働き始めました。
海外人事を担当し、海外子会社へ駐在する社員の赴任手続き業務や、海外子会社社員を日本に招致して行ったグローバル研修などが主な担当です。
海外子会社の現地担当者とのメールでのやりとりが頻繁にあり、それらはすべて英語で対応。ワーホリに行って身につけたことが役立ちました!
ケース②:派遣社員として外資系企業にある保健室の看護師へ転職
基本情報 | Aちゃん(渡航時29歳) |
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渡航前の仕事 | 看護師として10年病院勤務 |
渡航前の英語力 | ほぼゼロ |
帰国後の仕事 | 派遣社員として外資系企業の保健室の看護師へ転職 |
帰国後の英語使用 | 外国籍社員との面談などで使用 |
Aちゃんは看護師として10年日本で働いた後に、仕事を辞めてカナダへ。
彼女の場合は、ワーホリに挑戦した理由は「英語力」ではありませんでした。
「ワーホリってなんだか楽しそう」「人生一度きりだし色々経験してみたい」という想いでワーホリを利用したそうです。
そんなAちゃんは帰国後、看護師として「病院」で再度働く道を選びませんでした。
派遣社員として、「外資系企業の会社内にある保健室」で看護師として働くことを選択したんです。
今まで一般企業に勤めたことがなかったので、「知らないこと、初めてのことばかりで楽しい!新鮮!」と言っていたのがとても印象的です。
【ワーキングホリデーその後2】日本で英語を使わない仕事へ転職
ケース③:転職活動に苦戦の末、イベント運営会社へ転職
基本情報 | Kくん(渡航時27歳) |
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渡航前の仕事 | フリーター |
渡航前の英語力 | ほぼゼロ |
帰国後の仕事 | イベント運営会社へ転職(正社員) |
帰国後の英語使用 | 英語を使う機会はなし |
Kくんは日本にいる頃、バイトで生活費を稼ぎ、夢(音楽)を追い続けるフリーターだったそうです。
夢を追い続けることに見切りをつけ、一旦リセットの意味も込めてワーホリに来ていました。
海外に行くこと自体、初めてだったそうです!
真面目でストイックな性格だったので、私が知る限り、彼が一番英語の伸び率がすごかったです。
そんなKくんですが、帰国後、なかなか就職に苦戦したそうで、約1年の転職活動の末に転職しました。
職歴も学歴もない(本人談)ので、全然相手にしてもらえなかったと言っていました。
そんな中でやっと仕事が見つかり働き始めたのですが、かなり労働条件が過酷なブラック企業だったそうです。
やはりワーホリ渡航前の職歴や学歴は、帰国後の転職活動でも大きく影響するようです。
ケース④:知人の経営する会社へ転職
基本情報 | まちやん(渡航時26歳)※当ブログの運営者 |
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渡航前の仕事 | 広告代理店の営業(正社員) |
渡航前の英語力 | ほぼゼロ(TOEIC300いくかいかないか……) |
帰国後の仕事 | 知人の経営する会社の営業&事務へ転職 |
帰国後の英語使用 | 英語を使う機会はなし |
帰国後は、焦らず仕事を決めたいということでしばらくのんびり。
そんな頃、行きつけのお店の常連さんが経営する会社で人手が欲しいという話があり、そこで働くことに。
もともと帰国後に英語を使う仕事がしたいという強い希望もなかったそうで、ご縁があった話に乗っかったとのことです。
【ワーキングホリデーその後3】一度帰国し、その後また海外へ渡航
ケース⑤:あえてアルバイトで働いた後、世界一周の旅へ
基本情報 | Yちゃん(渡航時27歳) |
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渡航前の仕事 | 人材サービス会社の営業(正社員) |
渡航前の英語力 | 簡単なコミュニケーションがとれるレベル |
帰国後の仕事 | あえてアルバイトを選び、その後また海外へ渡航 |
帰国後の英語使用 | 帰国後アルバイトでは使用なし |
Yちゃんは、仕事を辞めてワーホリに来ていることに加えて、彼氏と遠距離になることを覚悟してワーホリに来ていました。
そして帰国後は彼氏と予定通り結婚!
日本で働いている頃は、大手の会社で働いていたこともあり、結構仕事人間だったYちゃん。
ワーホリでの生活を通して価値観が変わっていったそうです。
帰国後、どうやら彼氏もYちゃんに触発されたのか、30歳を前にして自分も海外に行きたいと思うように。
そして2人は彼氏が退職できる1年後を目処に、世界を暮らすように旅して周る計画を立てました。
約1年後にまた旅立つと決めていることもあり、あえてアルバイトを選択し、彼氏の退職後、本当に夫婦で海外へ飛び立ちました!
【ワーキングホリデーその後4】そのまま現地に留まる
ケース⑥:現地で学校に入学
基本情報 | Cちゃん(渡航時25歳) |
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渡航前の仕事 | 法律事務所での事務 |
渡航前の英語力 | 簡単なコミュニケーションがとれるレベル |
帰国後の仕事 | 帰国はせず、現地で学校へ入学 |
帰国後の英語使用 | ー |
カナダにそのまま住みたいという気持ちが強かったCちゃん。
ワーホリ後半からは、専門学校入学するための英語力をつけるため、専門のコースに通い必死に勉強していました。
その甲斐あって、2年制カレッジ(日本で言う専門学校)に合格して入学しました。
カナダではカレッジを卒業すれば、数年分の就労ビザがもらえるのでより長く滞在が可能なんです!
ケース⑦:現地で結婚
基本情報 | Kちゃん(渡航時27歳) |
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渡航前の仕事 | ネイリスト |
渡航前の英語力 | 簡単なコミュニケーションがとれるレベル |
帰国後の仕事 | 帰国はせず、現地で結婚 |
帰国後の英語使用 | ー |
ワーホリの1年間で現地の素敵な人と出会って結婚するパターンです。
ワーホリ中に現地の人や、他国の留学生と恋愛してる人は多いですが、期間限定の恋愛になりがちなのが実情です。
やっぱり終わりがあるというか、期間限定だから盛り上がるというか(笑)
でも一定数は、本当に生涯の伴侶に巡り会い、Kちゃんのように現地永住という方もいます!
ケース⑧:現地で就職
残念ながら、私の身近には就職した人はいませんでした。
大変難しく稀なケースではありますが、まったくゼロではないです。
別記事で「ワーホリ後にそのまま海外で現地就職することは可能か?」を考察していますので、よろしければ合わせてぜひご覧ください!
【ワーキングホリデーその後】まとめ
今回は実例と一緒にご紹介しましたが、ワーホリの帰国後は百人十色だということをご実感いただけたのではないでしょうか。
帰国後、本当にみんな人それぞれの道を歩んでます。
印象的なのは、「ワーホリ行かなきゃ良かった……」っていう人は誰一人いなかったことです。
よくこういうふうに言いますが、これは全員に当てはまる言葉ではありません。
個人的には、ワーホリから帰国した人は価値観が変化するのか、あまり雇用形態に固執しなくなる人が多いように思います。
正社員じゃなくても自分の好きなことができる仕事を選ぶ方が多いゆえに、必然的に正社員になる方の数が少なくなる。
それをそのままデータにすると、”就職できない”という数字になるのではないでしょうか。
つまり結局のところ、あなた次第ということです!!
「でもやっぱりどうしても不安になってしまう……」という方は、こちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。
以上、ななみでした!