ワーキングホリデーに行くことは決めたけど、どの国に行こう。
今回はそんな皆さんに向けて、ワーキングホリデーで行ける英語圏5ヵ国を紹介します。
国によって、特徴はバラバラ。
ビザの取れやすさ、気候、アクティビティなど、いろんな要素を書きました。
読み終わったころには、ワーホリの行き先について、選択肢がハッキリしますよ!
ぜひ、参考にしてみてください。
ワーホリで行ける英語圏の国
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- アイルランド
- イギリス
この5ヶ国が、ワーキングホリデービザで渡航できる英語圏の国となります。
ちなみにこの並び順。適当に並べているわけではありません。
ビザの取りやすさ順に上から並べました。
実は、ワーキングホリデーで海外へ行く人の9割が、上から数えて3カ国のどれかを選んでいます。
つまり、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのどれかに行く人が全体の9割ということです。
その理由こそ、「ビザの取れやすさ」にあります。
アイルランドとイギリス。特にイギリスは、ビザの取得こそが一番のハードル。
各国、下記にて詳しくお話ししますね。
また、年齢制限についてですが、アイルランド以外は18~30歳の人がビザ申請可能です。
アイルランドは、18~25歳となっています。
英語圏ワーホリ国1.オーストラリア
日本からワーホリに行く人の4割が、オーストラリアに行きます。
理由はいくつか考えられます。
- ビザの取りやすさ
- 距離の近さ
- 時差の無さ
- 時給の高さ
といったところが主だった理由です。
更に詳しく見ていきましょう。
ビザ
オーストラリアのワーホリビザは、基本的に1年中申請を受け付けています。
申請さえしてしまえば、ビザを取得できることがほとんどです。
ワーホリ希望の方を何人もお手伝いしてきましたが、早い人では申請して3時間程度でビザを受け取った方もいました。
滞在期間
最初は、1年間の滞在許可が与えられます。
ただ、条件をクリアすれば、最長で2年間の滞在が可能です。
条件はいくつかありますが、1番大きな条件となるのは、3カ月間、政府指定の業種で働くこと。
指定の業種とは、農業や酪農、漁業、林業など、第一次産業が主です。
他の条件については、ビザ関連は本当に頻繁に情報が変わるので、オーストラリア政府の移民・入国管理局で最新情報を確認しましょう。
とはいえ英語のサイトです。難しければ、下記のようなやり方もあります。
- セカンドビザについての最新情報を加えしく載せているサイトをいくつかハシゴする。
- ワーホリに強い留学エージェントにいくつか電話して質問する。
どちらの場合も、かならずいくつかハシゴしてください。
学校に行ける期間
最長で4カ月間となります。
もっと学校に行きたい、という場合は、あらかじめ別のビザを用意する方が良いでしょう。
気候
全体的に日本より温暖な気候です。
オーストラリアへワーホリに行くほとんどの方が、国の東海岸、中部から南部の都市に行きます。
それらの都市は、四季がありますが、日本ほどの夏・冬の寒暖差はありません。
南半球なので、北(ケアンズなど)に行くほど暑く、南(メルボルンなど)に行くほど寒くなります。
仕事・費用
同じ雇用主のもとで、最長6カ月働けます。
つまり、同じ職場では、6カ月を超えての仕事はできません。
6か月を終えたら、違う雇用主の職場へ……となります。
オーストラリアは物価が高いです。ただ、給料も高い傾向にあります。
また、仕事も他の4カ国と比べ見つけやすいです。
航空券に関しても、他の国より日本から近いため、安く抑えることができます。
シェアハウス1部屋の家賃相場は、シドニーで月約50,000円程度です。
旅行・遊び
旅行に行くとしたら、基本的にオーストラリア国内となってきます。
国内だけでもかなり広いので、行く場所が無くなることはないでしょう。
遊びに関しては、都市部では都会的な遊びが。少し都市を離れれば、自然の中でのアウトドアが楽しめます。
オーストラリアならではの生き物もたくさんいるので、自然が好きな方にはたまりません。
時差
日本との時差は1時間程度なので、ほとんどないと考えていいでしょう。
日本人
全体の4割がオーストラリアに行くと言った通り、日本人はかなり多いです。
特にシドニー、メルボルンといった都市部。
確実に日本人と出会うので、日本人とばかり話さず、いろんな人と仲良くなるための工夫は必要となります。
英語の訛り
オージーイングリッシュと言われる訛りがあります。
「today」→「トゥダイ」と聞こえる、など。
しかし。
英語学習、留学のプロからすると、この程度の訛りは気にしなくてもいいです。
他の要素で決める方がよっぽど良い国選びができます。
【まとめ】オーストラリアはこんな人におすすめ
- 2年間、同じ国に滞在したい!
- 日本人多めの方が安心できる
- 日本から近いところがいい
- カフェ文化に強い興味がある(メルボルンを強くオススメ)
このような希望をもっている人に、オーストラリアはオススメです!
英語圏ワーホリ国2.ニュージーランド
日本からワーホリに行く人の2割が、ニュージーランドに行きます。
主な理由は、2つ。
- 治安の良いイメージ
- 自然が雄大
ビザ
オーストラリアと同じく、1年中ビザの申請を受け付けています。
申請すれば許可がおりることがほとんどです。
指定された病院で、レントゲンを撮らなければいけないので、そこだけ頭に入れておきましょう。
滞在期間
最初は、1年間の滞在許可が与えられますが、条件をクリアすれば最長1年3ヵ月滞在可能です。
条件はいくつかありますが、一番大きな条件は、「農園・果樹園で3ヵ月以上働くこと」。
ビザの条件は本当に頻繁に変わるので、詳細は必ず、ニュージーランド移民局のサイトで確認しましょう。
とはいえ、英語のサイトです。無理!という方もいると思います。
そんな場合は、ビザ(延長)についての最新情報を加えしく載せているサイトをいくつかハシゴする。
ワーホリに強い留学エージェントにいくつか電話して質問する。
どちらの場合も、かならずいくつかハシゴしてください。
学校に行ける期間
6ヵ月間学校に行く事ができます。
気候
日本ほど夏・冬の寒暖差はないものの、四季があります。
南半球なので、北に行くほど暖かく、南に行くほど寒いです。
主な都市は2つ。
オークランドとクライストチャーチです。
オークランドの方が多少暖かな気候となっています。
仕事・費用
英語圏の国の中では、割と安めの生活費。自炊をするとさらにお得です。
時給は日本より割高となっています。
ただ、都市がそう大きくないので、都市部での仕事は少な目。
逆に、農園などの仕事の方が多い傾向にあります。
働くことに関しては、特に制限がありません。
シェアハウス1部屋の家賃相場は、オークランドで月約45,000円程度です。
旅行・遊び
日本ではあまり知られていない、雄大な自然が見られる場所がたくさんあります。
また、休日は家族でキャンプをするのがニュージーランド人の過ごし方。
アウトドアが好きな方にはもってこいです。
オーストラリアにも出かけることができます。
時差
このくらいであれば、そこまで気にならないレベルですね。
日本人
オーストラリアやカナダの主要都市と比べると少ない方になります。
特に、農園系の仕事をすると、日本人に遭遇することは稀です。
中国系、韓国系の方は多いです。
英語の訛り
オーストラリアの英語と似た訛りがあります。
「today」→「トゥダイ」と聞こえる、など。
しかし。
英語学習、留学のプロからすると、この程度の訛りは気にしなくてもいいです。
他の要素で決める方がよっぽど良い国選びができます。
【まとめ】ニュージーランドはこんな人におすすめ
- 都市よりも田舎が好き! 自然が好き!
- とにかく治安面が不安だ
- ゆったり過ごしたい
という方には、ニュージーランドがオススメです!
英語圏ワーホリ国3.カナダ
日本からワーホリに行く人の約3割がカナダへ渡航します。
理由としてあげられるのは、
- 訛りの少ない英語
- アメリカとの距離
- 都市と自然どちらも楽しめる
- ちょっと遠くに行きたい
などです。
>>私たちがワーホリにカナダ・トロントを選んだ理由【体験談】
ビザ
最長で1年間の滞在が可能。
毎年冬ごろに、ビザ申請の受付が開始となります。
正確なビザ受付開始時期は毎年違うので、情報にアンテナを張っておくことが必要です。
カナダワーホリの情報については、「ワーホリシロップ」というサイトが一番詳しいので、ワーホリシロップのSNSをフォローすると情報を得やすいですよ!
カナダのワーホリビザには定員があります。その数6,500人。
冬ごろに始まった申請は、夏の終わりごろに定員を迎え、その年の受付は終了する傾向にあります。
早め早めに申請しておけば、ほとんどの場合取得が可能です。
学校に行ける期間は、最長で6ヵ月までとなっています。
気候
留学先として主に選ばれるのは、西海岸のバンクーバーか、東海岸のトロントです。
バンクーバーは非常に過ごしやすい気候となっています。
夏は暑くても23度前後で、冬は寒くても氷点下になることはほぼ有りません。
ただ、冬は雨が多いです。
トロントの気候ですが、夏は25度前後となるものの、冬はかなり厳しい寒さとなります。
-10度は当たり前。ひどいときはー20度を記録することもあります。
費用・仕事
生活費は日本とそこまで変わりありません。
ただ、外食をすると、チップも支払う必要があるため割高となります。
時給も日本と同じくらいです。
都市部での仕事、リゾート地での仕事など、様々な仕事が存在します。
働く期間についての制限はありません。
シェアハウス1部屋の家賃相場は、トロントで月約45,000円程度となります。
旅行・遊び
旅行については、選択肢がかなり広いです。
バンクーバーなら、アメリカのシアトルにすぐ行けます。トロントからはニューヨークが近いです。
また、他のアメリカの都市はもちろん、日本からだと行きにくい南米の国やカリブ地域も視野に入れることができます。
夏は毎週、街のどこかしらで祭りが行われています。
冬は、ウィンタースポーツが楽しめますよ!(特にバンクーバー方面)
時差
日本より、13~17時間遅いです。
こちらが朝なら向こうは夜。
日本の家族、友達と電話しようと思うと、スケジュールの調整が必要となります。
日本人
バンクーバーもトロントも多いです。
ただ、比較するとトロントの方が少な目。
日本人との付き合い方は、工夫が必要になるでしょう。
英語
日本の義務教育で勉強する北米英語が話されているので、訛りを感じることはほぼありません。
カナダはこんな人にオススメ
- 暑いより、寒い方が好き
- わかりやすい英語の発音を聞きたい
- 旅行でアメリカや南米に行ってみたい
という方には、カナダがオススメです!
>>私たちがワーホリにカナダ・トロントを選んだ理由【体験談】
英語圏ワーホリ国4.アイルランド
日本からワーホリでアイルランドに行ける定員は、毎年400人。
と、されていますが、実際はそれよりも少なかったり多かったりします。
ビザ
400人という定員があります。
3年前くらいまでは、応募者が定員を割ることが多く、申請すればほぼ確実にビザが取得できました。
しかし最近は、申請しても取れなかったとの情報が耳に入るようになってきている状況です。
冬と夏に、2回の申請期間を設けています。
2019年の場合は、1月中旬から下旬までが1回目。
7月下旬から8月上旬に2回目が行われました。
それぞれの申請受付期間は各2週間と短いです。
行きたい時期が決まったら、ビザ申請についての情報を集めておくことが重要となります。
また、年齢制限が特殊で、18~25歳までとなっています。
滞在可能期間は1年間で、学校に行ける期間に条件はありません。
気候
緯度でいえば北海道よりずっと北に位置していますが、冬は日本より暖かいこともあります。
真夏でも朝晩は肌寒く感じるので、上に着るものは用意しておきましょう。
一日の内でも天気が非常に変わりやすいのもアイルランドの特徴です。
費用・仕事
他の国と比べると、英語が出来ない日本人に対しての求人が少ないです。
最初は日本食レストランで働き、英語力をつけてから地元のパブで働くというやり方もあります。
就労できる期間に定めはありません。
ただし、労働時間に制限があり、1週間に最大39時間までの労働とされています。
シェアハウス1部屋の家賃相場は、ダブリンで月約55,000円程度です。
旅行・遊び
アイルランドは北海道と同じくらいの大きさなので、1年間あればぐるりと見て回ることができます。
イギリスや、ヨーロッパの他国に足を延ばしてみるのも良いですね!
パブ文化が根付いており、夕食後にポブへ繰り出す人も多いです。
時差
日本より8,9時間遅いです。
日本の家族、友達と電話しようと思うと、スケジュールの調整が必要となります。
日本人
他の英語圏の国と比べ、日本人はかなり少ないです。
とはいえ、ゼロではないので、うまく付き合っていきましょう。
日本人の少なさは、マイナスとなる面もあります。
なにかトラブルが起こった時に、日本人が多い方が助けてもらいやすいです。
日本人があまりいないということを、しっかりと頭に入れたうえで渡航しましょうね。
英語
実は、アイルランドの第一公用語は英語ではありません。ゲール語です。
しかし、圧倒的に英語を話す人が多い、ほぼネイティブ英語環境なので気にしなくて問題なしです。
イギリス英語に強く影響を受けながら、独自の発音も存在します。
ただ、英語学習、留学のプロからすると、この程度の訛りは気にしなくてもいいです。
他の要素で決める方がよっぽど良い国選びができます。
アイルランドはこんな人にオススメ
- イギリスのビザは取れなかったけど、どうしてもヨーロッパに行きたい
- 日本人が極力少ないところが良い
という方には、アイルランドがオススメです!
英語圏ワーホリ国5.イギリス
日本からワーホリでイギリスに行ける定員は、毎年1,000人。
毎年5,000~10,000人の応募があるといわれており、この「1,000人」に入れるかどうかが最大のポイントです。
ちなみに、入れるかどうかは、抽選で決まります。
ビザ
条件なしで、最長2年間の滞在ができるビザということもあり、定員に比べ非常に人気が高いです。
抽選で定員の1,000名に入る確率は5~15%ほどと言われています。
また、冬と夏の2回に抽選応募期間が設けられるのですが、受付期間は各2日ずつで合計4日と、非常に短いです。
思い出した時にはもう過ぎていた……なんてこともあるので、ビザの情報には常に気を配っておきましょう。
就学期間に制限はありませんが、イギリスのワーホリビザは他の国のビザと違い、働くことを前提としたビザとなっています。
気候
緯度で言えば北海道よりずっと北に位置しますが、冬は日本より暖かいこともあります。
一日の内でも、天気が非常に変わりやすいです。
費用・仕事
他の国と比べると、物価が高く、時給はやや低い傾向にあるため、費用がかかりがちです。
社会人の場合は、アルバイトでなく、オフィスワークなどにつけると給料はかなり上がります。
就労できる期間に定めはありません。
シェアハウス1部屋の家賃相場は、ロンドンで月約60,000円程度となります。
旅行・遊び
4つの国からなるイギリスの国内旅行はもちろん、ヨーロッパ各地への旅行も可能です。
歴史と最新鋭のものの融合、アート、紅茶、スポーツ、パブとより取り見取り。
時差
日本より8,9時間遅いです。
日本の家族、友達と電話しようと思うと、スケジュールの調整が必要です。
日本人
特に都市部には日本人が多いです。
日本人と付き合う場合は工夫が必要となるでしょう。
英語
クイーンズイングリッシュと呼ばれ、「r」の発音が特徴的。
北米の発音よりも、舌を巻きません。
他にも多少の訛りはありますが、そもそも英語はイギリス発祥の言語のため、それを訛りと表現するかは微妙なところです。
イギリスはこんな人にオススメ
- 条件なしで、2年間滞在許可が欲しい
- ヨーロッパ方面に行きたい
という方には、イギリスがオススメです!
おわりに
ということで、ワーホリでいける英語圏の国、5ヶ国の紹介でした。
こ5ヶ国については、基本情報を把握できたでしょうか。
少しでも皆さんの国選びの参考になれればうれしいです。
具体的な国選びの方法についても記事を書いています。
ぜひチェックしてみてくださいね!↓↓